ACほむ提督の航海日誌2.9

アダルトチルドレンのほむ提督が、生きづらさを抱えつつもそれを克服し、生きていこうと孤軍奮闘する日々をまとめたブログ。 生きづらさからの脱却、毒親の典型的特徴を備えた親への対処法、内向的な人間の生き方などを模索しています。

毒親とその特徴

こんにちは、ほむ提督です。


前回はアダルトチルドレンについて、子供、アダルトチルドレンに分類される人をタイプ分けしました。
今回はアダルトチルドレンを生み出す原因である、機能不全家族を形成する親についてです。

過干渉、過保護、支配などで毒のような悪影響を子供に与える親。これはいわゆる毒親と呼ばれます。最近この言葉を本などで見かけるようになりましたが、もともとこの言葉はアメリカの精神医学者、スーザン・フォワードの著書『毒になる親』からつけられたものとされています。

この毒親に育てられた子供は、成人した後もその毒のような影響に苦しめられるケースが多いです。毒親は現在では主に「子の人生を支配する親」を意味し、一種の虐待であるともされます。

毒親の大まかな分類としては
精神的、肉体的、性的虐待を行う。過保護もしくは過干渉。育児放棄(ネグレクト)。子供への同一化、子供の私物化などがあります。
その程度の差はありますが、毒親と呼ばれる親は概ねこの中のどれかの特徴を備えています。

これらの行動により、子供の正常な発達を妨げる成長環境を作る親を毒親と呼びます。よりはっきり言うと、子供に悪影響ばかり与える親は全て毒親と言えます。多少の悪影響は親も人なので仕方ない部分もあります。ですが親がそれを言い訳に、努力を怠るべきではないでしょう。

また子供はそのような悪環境でもそれが普通と思い込み、自分が被害を受けていることに気がつかずに成長するケースも多々あります。
近年では、肉体的や性的虐待などと違って見逃しやすい、精神的虐待について触れられつつあります。それに付随して毒親、ひいてはアダルトチルドレンについて見直されつつあるようで、毒親アダルトチルドレンを題名に含む本をよく見かけるようになりました。

詳しく知りたいという方はそういった本をいくつか、立ち読みでいいので読んでみるといいですよ。思いがけない納得を得ることもあります。

アダルトチルドレンの治療に大事なことの一つは、自分の親が毒親であると認識することです。自分の親が悪いなんて、よほど直接的に虐待などを受けなければ思いたくないものです。ですが自分の親がどのような存在で、そして自分は本当は苦しかったのだということを認識することが大事です。


毒親の話が最近は増えたのですが、特に多いのは精神的な虐待をする親です。コントロールしたがる親、支配的な親が特に多いとされます。


支配的な親とは何か。それは過干渉をする親でもあります。

子供のやること全てに口を挟み、あれはだめ、これはこうしろと言う。愛情から、進路や習い事など重要なことに口を挟むことは普通といえるでしょう。
ですが支配的な親の場合、それは命令となります。親子が話し合い、進むべき道を決めるのではありません。親の決めたことに従え、というだけです。

最悪なのは『親の言うことが聞けないのなら「家を出ていけ」「食事ぬき」「もう知らない、好きにしろ」「そんな子はいらない」』
この類の言葉を投げかけることです。これは親の権力、立場を振りかざし、一人では生きていけない子供に対し、命を盾に脅す行為です。

大人であれば出ていって一人で暮らすこともできるでしょうが、子供には自分の家しか居場所がないのです。それを奪われる、追い出されるということはすなわち「死」を意味します。そんな最悪の脅しをされた子供は、その心に不安や恐怖を植え付けられてしまいます。

つまり親に逆らうと殺されると、意識するかしないかは別として、子供はそう理解します。それは親が自分を愛してくれない、肯定してくれないということでもあります。そうなるともう後は従うしかありません。

子どもは親に愛されるため、常に親の意向に従わなければならなくなります。親の機嫌をうかがい、失敗することも過度に恐れるようになります。この類の親は失敗を許さないからです。何故なら、親が成功するように言ったからです。自分が言った以上、子供は必ず成功しなければいけないのです。

「親は子どもに無条件で愛情を注ぐもの」というのが、一般的な親子関係の概念でしょう。ですがこのような環境で育つアダルトチルドレンにとって、親の愛情は無条件の愛ではないのです。

つまり、何らかの条件をつけた「条件付きの愛」なのです。もちろん「無条件の愛」なんて理想の話で、どんな人間にもほぼ不可能でしょう。
できることはこの「条件付きの愛」の回数を減らし、できる限り無条件の愛や肯定を与えることです。

ですがこの支配的な毒親は、この「条件付きの愛」を継続的に行使し続けます。子供にとって親の存在は大きいものです。生まれたときから傍にいる存在で、本来自分を無条件に肯定してくれる存在なのです。

その存在からの否定は、子供の心に深い傷となります。ですが毒親は子供が自らの意に反した時、平気でこの傷を与えます。幾度も繰り返されるうち、子供は逆らえなくなっていくのです。もうこの時点で親子関係は破たんしているといえるでしょう。

アダルトチルドレンの生まれる環境では、幼少期から既にこうした手段が用いられます。子どもを支配するために愛情を制限するのです。その支配の下で育つ子供は、ありのままの自分に価値を感じることができなくなります。

自分は成功しなくてはいけないという強迫観念に常に襲われ、失敗を過度に恐れ挑戦自体を避けるようにもなります。また自分の本当の感情や意思を抑え、「親が許してくれるか」どうかが意思決定の基準となります。そのため自分の意思で生きる、決断するということができず生きづらさを抱えることとなるのです。


また子供から見るとこのような「毒親」であっても、親自身は自覚どころか自分はたっぷり愛情を注いで立派に子供を育てた。そう認識していることが多いのです。

こういう毒親は、私のような20代の子の母親に多いとされています。それはいわゆる教育ママ、お受験ママというやつです。
私かその上あたりの世代でそのお受験ママたちに苦しめられ、自殺を図ったりニートや引きこもりなどになった人が多いため、最近毒親関連の本などが増えたのかもしれませんね。


そのあたりは、またいずれ。


少し暗い話が続きましたので、もはやこれまで。